[Cocos2d-x] Cocos Creatorとは:開発ツールのまとめ

2016 年 10 月 20 日 Categories: プログラミング | Tags:

【2016年10月20日更新】

Cocos2d-x向けの新しい統合開発ツール(IDE)。

既存のツールと異なり、UIやアニメーションの編集からJavaScriptのコーディング、ビルドまで一括して行えるエディタのこと。

基本的にCocos2d-JS(JSB、html5)を前提としており、C++、Luaの編集には対応していない(v1.2以降、ビルドすることは可能。Lua版は、将来的にエディタでも利用可能になる予定)。

エディタ上において、WYSIWYGでひとつひとつの要素を編集し、その各イベントにスクリプトを割り当てていく形でアプリを組み上げていく。結果的にコーディング量は減る。

明らかにUnityを意識してつくられたもの。以前はfireballと呼ばれていた別のツールをCocos2d-xプロジェクトに取り込む形になった。

Cocos CreatorのCocos2d-xプロジェクトへの取り込みにともない、これまでの標準エディタであったCocos Studioは開発終了となった。その担当だった開発者たちは、メインの開発母体であるChukong Technologies社からすでに解雇されている。

問題点

Cocos Studioのファイルをインポートできない

現状、一部は読み込み可能だが、すべてには対応していない。過去の資産を活かしたいなら、開発が終了したCocos Studioを使いつづけ、APIで自前で読み込むしかないということ。

先行きが不透明

Cocos2d-xらしいというか、一時、ツール群がCocos(Cocos Studio)、Cocos Simulator(Cocos2d-html5用)、Cocos Creatorと別々になっていた。

今は、Cocos Creatorがメインのエディタとなって積極的に開発が進められているものの、使っているユーザーが多いCocos Studioをなんの前触れもなく完全に切り捨ててしまうあたり、やはりCocos2d-xは先が読めない。

以前にも、Cocos Studioが1.xから2.xへ移る際にかなり互換性が失われたり、Cocos Code IDEプロジェクトが突如消滅してダウンロードさえできなくなったりと、これまでのことがあるだけにけっこう不安を感じる。

かなりの情報不足

公式のドキュメントは英語の基礎的なチュートリアルしかなく、くわしい情報はほとんどない。

ましてや日本語での解説は乏しく、エディタのコードを直接読むか、自分でいろいろ試しながらやるしかない。

まとめ

次々とツールが出てくるあたりまさにオープンソースらしいと感じるものの、相変わらず長期的なロードマップが不明で、安心感を感じられないところがUnityに差をつけられている原因のひとつだろう。

こうした状況では本来ならCocos Studioをしばらく使いつづけ、しばらくは様子見のほうがいいはずなのだが、Cocos Studioの開発が終了してしまったからにはCocos Creatorに移行するしかない。

機能的には必要十分、かつオープンソースで無料のCocos2d-xを「Unityのように」使えるのなら魅力的ではあるのだが、あくまでツールやアセット、そして情報の多さを重視するなら素直にUnityを使うか、これからもCocos Studioを中心に開発することをおすすめする。