[スマートフォン、タブレット] 各種バッテリーの特徴のまとめ:劣化させず、長持ちさせるために

2017 年 1 月 18 日 Categories: IT | Tags:

【2017年01月16日】 大幅更新

以下は、省エネ(電力の節約)という意味ではなく、ハードウェアとしてのバッテリー寿命を長持ちさせることについて。

スマートフォン内部のバッテリーだけでなく、外部の充電用電池パックなどでも同じこと。もっと言えば、ノートPCなどでも同じ。

一口にバッテリー(充電池)といっても、それぞれ特徴が異なる。

スマートフォンなどモバイル機器を扱う場合も、それを踏まえて考える必要がある。

一般に使われるものは、基本的に以下の3つ。

リチウムイオン電池 ニッカド電池 ニッケル水素電池
メモリー効果 なし あり あり
自己放電
過放電問題
満充電問題
爆発・炎上リスク あり

以下のニッケル電池とは、ニッケル・カドミウム電池(ニッカド電池)とニッケル水素電池のこと。

メモリー効果

充電と放電(使用)を頻繁にくり返すことで、バッテリーの総容量が減ってしまう=劣化してしまう現象。あとで回復できない。

リチウムイオン電池の場合、基本的に起こらない。実は、よく言われる「ながら充電」をしても大きな問題はない(というより、充電状況のディスプレイ表示をしている時点で、必然的にながら充電をしている))。

自己放電(自然放電)

バッテリーを使わずに放置しておいた場合、リチウムイオン電池では残量の減少が月5%ほどとごく少ない。ニッケル電池の1/5程度。

過放電

リチウムイオン電池やニッケル水素電池の場合、バッテリー残量がゼロの状態で放置しておくと、過放電により電池が物理的に変質してしまい、バッテリーの総容量が減っていく=劣化してしまう現象。あとで回復できない。

つまり、充電せずに放置しておくのは明らかによくない。

満充電問題

リチウムイオン電池の場合、仕様上、満充電(フル充電)の状態のまま放置すると、電池そのものが劣化してしまい、バッテリーの総容量が減っていく=劣化してしまう現象。あとで回復できない。。

ただし、最新のリチウムイオン電池では充電しつづけても満充電にならない仕組みが導入されているので、気にする必要はない。

爆発・炎上のリスク

リチウムイオン電池の最も怖いところ。不良品でなくても扱い方を誤ると、爆発したり発火したりする危険性がある。

電池の種類ごとにみる特徴と対策

共通事項

スマートフォンを熱くしない

負荷が高くて端末が熱くなりやすいゲームをやりながら充電するというのは最悪ということになる。

夏の自動車内やキッチンなどへの置き忘れにも注意。

リチウムイオン電池

  • 充電を頻繁にしてもいい:「ながら充電」OK
  • 自己放電は少ない:一度充電すれば、放置しておいてもあとですぐ使える
  • 過放電に弱い:残量をゼロにしないよう気をつける
  • 古いタイプのリチウムイオン電池の場合、満充電にしない。充電率80~90%にとどめておく
  • 説明書どおりの使い方をする=余計なことをやらない:我流でいい加減なことをやると、爆発のリスクがある
  • 充電用のコード(コネクタ)などは、できるだけ純正品を使う

ニッケル電池共通

  • メモリー効果があるので、基本的に使い切ってから満タンまで一気に充電する
  • 「ながら充電」を行わない
  • 自然放電しやすいので、使うときは直前に充電したほうがいい
  • 爆発・炎上のリスクは小さいので安心
充電したまま放置しない

充電器やACアダプタなど電源コネクタをつないだ状態のまま放置していると、スマートフォンを使わなくても自然放電によってバッテリー残量が減ることで、結局「消費 -> 充電 -> 消費 -> 充電……」をくり返すことになってしまう。

とはいえこの場合、再充電も数時間に1回程度のようなので、寝る前に電源コネクタにつないでおくくらいはたいして問題ない。

ニッケルカドミウム電池

  • 過放電(バッテリー残量ゼロ)で放置しても、特に問題はない
  • 自然環境に有害なカドミウムを使っているので、環境問題につながるリスクがある

ニッケル水素電池

  • 過放電(バッテリー残量ゼロ)にはけっしてしない。使わないときもたまに充電する

終わりに

とはいえ、スマートフォンなどは基本的にどんどん買い換えていくものなので、あまり気にする必要はないかも。